「障害者手帳の割引」と「医療費助成」は、名前が似ていますが、まったく別の制度です。
手帳の割引は、施設や会社が決めているサービスです。
医療費助成は、住んでいる市区町村が行っている制度で、前もって申請が必要です。
この記事では、名取市(宮城県)の例をもとに、2つの違いを説明します。

1. 2つの制度の違い
- 手帳の割引:施設や会社が決めます。
窓口で手帳を見せると、入場料や運賃が安くなります。 - 医療費助成:市区町村が行います。
申請して「受給者証」を受け取り、病院の窓口で払った医療費の一部が戻ったり、軽くなったりします。

手帳を持っているだけでは、医療費助成は受けられません。
住んでいる市区町村への申請が必要です。
2. 医療費助成の対象は市区町村で決まる
誰が対象になるかは、市区町村ごとに違います。
名取市の障害者医療費助成では、たとえば次の方が対象です。
- 身体障害者手帳1級・2級の方と、3級で心臓や腎臓などの内部障害の方
- 精神障害者保健福祉手帳1級の方

本人と、同じ住所の扶養義務者の所得が基準より少ない場合に、受給者証が交付されます。
生活保護を受けている方は対象になりません。
3. 助成の対象になる医療費
名取市では、病院や調剤薬局の窓口で払った医療費のうち、健康保険が使われた分が対象です。
入院したときの食事代は対象外です。
大阪市や石巻市(宮城県)も、健康保険の自己負担の分を助成する形です。
ただし、助成の割合や対象の範囲は、市区町村ごとに違います。
4. 助成を受ける手順の例
名取市の場合は、次の流れです。
- 病院や薬局の窓口で、受給者証を見せる。
- 助成の申請書(黄色の用紙)を、受診した病院や薬局に、1か月に1枚出す。
- 申請書を出してから約4か月後に、指定の口座に振り込まれる。

助成をさかのぼって受けられるのは、払ってから2年までです。
申請書は、忘れずに早めに出しましょう。
5. 有効期限に注意
名取市の受給者証の有効期限は、毎年9月30日です。
手帳の再判定の日や有効期間がそれより前なら、その日までになります。
住んでいる市区町村の制度は、市区町村の名前と「障害者 医療費助成」で調べると見つかります。
てちょ割の地域ページでも、市区町村ごとの医療費助成を探せます。
この記事の事例の出典
情報確認日:2026年10月8日
編集方針:てちょ割が公式サイトで確認した内容だけを書いています。制度や条件は変わることがあります。必ず住んでいる市区町村の窓口で最新の情報を確かめてください。


