バスの障害者割引には、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつはバス会社が決めている「運賃の割引」、もうひとつは市や町が出している「無料乗車証」などです。
この記事では、実際の例をもとに、バスの割引の調べ方を説明します。

1. バス会社の運賃割引
路線バスでは、手帳を見せると運賃が半額になる会社が多いです。
たとえば京阪バスでは、次のように決まっています。
- 現金やICカードで乗るときは、運賃が5割引(10円未満は四捨五入)。
- 定期券は、大人の定期券だけ3割引。
- 会社が介護や付き添いが必要と認めた場合は、一緒に乗る介護人・付添人も割引。
- PiTaPaでは割引できないので、ICOCAなどを使う。

降りるときに手帳を見せる、ICカードは乗務員が割引の設定をしてからタッチする、など、払い方の決まりもあります。
2. 精神の手帳が対象か確かめる
バス会社によって、精神障害者保健福祉手帳が割引の対象かどうかが違います。
- 京阪バス:身体・療育・精神のすべてが対象です。
- 近鉄バス(高速バス):身体・療育が対象で、精神の割引はありません。
- 九州産交バス:精神も対象ですが、夜行高速バスは精神の割引がありません。

精神の手帳をお持ちの方は、「精神」の文字が書かれているかを必ず確かめましょう。
3. 市や町の無料乗車証
住んでいる市や町が、バスに無料や安く乗れる乗車証を出していることがあります。
これは、バス会社の割引とは別の制度で、市や町に申し込みます。
- 仙台市「ふれあい乗車証」:市営バス・宮城交通バス・地下鉄の市内区間が無料です。
- 川崎市「ふれあいフリーパス」:市内に住む方は、市内の路線バスに無料で乗れます。
申請すると、一緒に乗る介助者1名分のフリーパスも出ます。 - 堺市「乗合タクシー」:手帳を見せると、大人300円が150円になります。
必要と認められた介護人・付添人も同じです。

こうした制度は、住んでいる人だけが使えることが多いです。
自分の市や町の名前と「障害者 バス」で調べてみましょう。
4. 高速バスは路線や予約方法も確かめる
高速バスでは、割引になる路線や、予約の方法が決まっていることがあります。
- 南海バス:窓口で乗車券を買う場合だけ割引になります。
- ブルーライナー:「通常運賃」をWebで予約した場合だけ割引になります。
- ジェイアール四国バス:早売りのきっぷとは一緒に使えません。
5. 調べる順番
バスの割引は、次の順番で調べると見落としがありません。
- 乗るバス会社の公式サイトで「障害者割引」のページを探す。
- 自分の手帳の種類(身体・療育・精神)が対象か確かめる。
- 住んでいる市や町に、無料乗車証などの制度がないか調べる。
- 高速バスなら、路線と予約の方法を確かめる。
この記事の事例の出典
- 京阪バス「よくあるご質問」
- 近鉄バス「高速バス よくあるご質問」
- 九州産交バス「運賃区分・障がい者割引について」
- 仙台市「ふれあい乗車証」
- 川崎市「ふれあいフリーパス」
- 堺市「乗合タクシー」
- 南海バス「高速バスのご利用方法」
- バスのる.jp(ブルーライナー)「お体の不自由なお客様」
- ジェイアール四国バス「運賃の割引について」
情報確認日:2026年10月8日
編集方針:てちょ割が公式サイトで確認した内容だけを書いています。料金や条件は変わることがあります。お出かけ前に、必ず公式サイトや窓口で最新の情報を確かめてください。


